2024.05.22受け取る人は届ける人、届ける人は受け取る人
声の大小や聞き取りやすさに依存せず、声や伝えたいことを相手に伝えることができます。
人によっては、一瞬でコミュ力が上がる!
本当に、そんなことあるんでしょうか?
今日は声を伝えるために、相手の話を聞くについてお話しします。
なんで投稿したくなったのかと言いますと、この一年ぐらいでこんなことが増えつつあるからです。
誰かからリクエストを受け、「ご紹介できるか確認します!」「やったことないけど、考えますね!」と対応した結果、「準備できました!」「ご紹介できます!」「こんな感じでアイデアまとめました!」と伝えると、最後に返ってくるのが「今回はやめときます」の一言。
その理由は大体似ていて「タイミングじゃない」
ちょっと待って、なんでリクエストしたの?と当然なります。
仲良い相手ほど、悲しさとモヤモヤが生まれます。
これはまるで「応援してください!」とお願いされて応援したら、「うるさい!」って言われる感じに近い。
受け取る気や受け取る準備がないのに、リクエストしてはいけないと思うし、最終決断のタイミングは話が具体的になってからにすると合意形成しないといけません。もし話を進めるのに時間をかける場合、最初にイエスと言ったなら断る場合は丁寧に伝えないと関係が崩れこともあります。
この「発信(リクエスト)」と「受信(受け取る)」問題はお芝居をやってるなかで、この話題は取り扱われます。
ざっくり分けると、役者の得意は2通りあり、【発信が得意】【受信が得意】のどちらかです。
これは、日常のコミュニケーションも同様です。
新人や初舞台の役者であればあるほど、発信すること、特に「大きな声を出すこと」を求められます。
セリフや表現が届かないと話にならないからです。
これは当たり前にやれるまである程度時間を要し、現場ですぐにはなんともならないことが多い。
だから、声が出ないだけで、使い勝手が悪いと思われることもあります。
しかし、発信力はやれば絶対に身につきます。
実は、発信するよりも大事かつ繊細なことが【受信】にあります。
聞く力、反応する力、感受する力のことです。
世の中では「傾聴」と言いますが、役者さんで達者な人ほどこの力が高い。
受信力を発揮することで、相手と一緒に場を作りやすくなる。
役者が届けるのは、自分の表現はもちろんのこと、作品を届けることだから自分ばっかり目立ってもしょうがない。
受信がなければ、発信は悪目立ちになります。
すなわち、受信することで、相手とのやり取りになるんです。
しかも、受信したあと、相手から受けたメッセージを感じて、馴染ませることができたなら、その後発信する内容は相手に伝わりやすくなる。つまり、発信するだけの人がいる一方で、受信するなら発信もしているということです。
コミュニケーションを高めたいなら、まずは、相手の話を受け取ることをやってみて。難しいなら、身近な専門家に聞いてみてくださいね。
あなたのコミュニケーションはドッジボールですか?キャッチボールですか??