2024.05.31声が人前で出ないことは苦しい
「トイレに行きたい!」
「すみません、先に帰ります」
大学生のときに、私はこれが言えませんでした。
とはいえ、漏らしたことは流石にありません。
2時間無言で部屋にいたこともあるけど、バイトに遅れたりはない。
つまり、「大義名分」という名の絶対に伝わる、許される状況が確保できない限り
安心がなくて、声を出さない時期がありました。
私とは違う形ではありますが、クライアントさんで「声が人前で出ない苦しみ」を
抱えている方と出会うことがあります。
「プレゼンテーションの講座で、人前で話す練習した」のにも関わらずです。
話し方、順番、お作法的なことは知っていて、トレーニングも受けて、
一般的な人よりうまい方も多いです。
その上で、本番では声が出なければ役に立たない。
もっと身近な例であれば、最高のパフォーマンスを発揮し、
プレゼンで結果を残さないといけないはずなのに、
どう考えてもプレゼンじゃないときに、同じ内容の話をしている時の方が魅力的だし、楽しそう。
役者でもたまに演出家に「稽古してるより休憩時間の方がイキイキしてるね」
って言われる方がいます。
私の知っている中では、
人前で声を出す苦しみからの解放に40年以上の時間を費やした方もいます。
共通するポイントは「人前」で話すということ。
人間の脳は「3以上」は「たくさん」と認識します。
また、「生き物に見られる」ということは「危機的状況」になる。
たくさんの人に見られることは、大きなプレッシャーを感じるシチュエーションだということ。
そのプレッシャーをエネルギーに変えられるのかあるいは、ストレスとして受け取るのか。
ここが本当の問題です。
この切り替えは簡単にできます。
また、高いストレスから声が出ない、苦しいという状況もステップバイステップで扱えばリリース可能です。
一番簡単なのは「身体」からのアプローチ。
勝手に、自然と「いい声」が出る構造や習慣を身につけてしまえばいい。
そして、それが身についた自分に気がつくこと。
やり方は簡単。
「自分はいい声で、好きだと感じる声で話す人」
ということを録音を通して確認するだけでいい。
その上で、「人前」と「表現する」ことについて
過去の体験の記憶を乗り越える、そのためにリリースと学びを促していく。
これもプロセスがある。
この手順でやれば、誰だって声の専門家になれちゃうぐらい簡単に結果は出ます。
何十万も、何年もかけて解決できない問題がクリアになりますよ。
人前で声が出ない、
言葉が喉より上に上がってこない、
勇気を持って言いたいことを言ったら、ハブられる
などなど、私にも体験があります。
もしそんな過去が、あなたを縛って未来を創っていく妨げになっているのなら
その苦しみを今、手放しませんか?